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皆さんラミーノーズテトラって知っていますか?

多分よくアクアリウムショップにいくひとや小型熱帯魚が好きな人ならよく耳にする名前だと思います。でも正直、地味じゃないですか?

いやきれいだけどなんか地味に見えるんですよ、、、(※ネオンテトラなどに比べてって意味です)


昔の僕は小型熱帯魚が大好きで群れる小型熱帯魚を探しまくってました。で、よく群れるラミノーズテトラに興味を持ったのですが、派手な魚に比べたら見た目では他の全身カラフルな魚より劣っているように見えて、今までスルーしてました。

ほんとにあの頃はケツ青いガキでした。
だけど高校生になって、なんとなく改めて見てみたら…気づいてしまったんです。あの美しさに。

群れでピタッと揃って泳ぐ姿、シルバーの輝き、そして赤く染まった鼻先。
派手じゃないけど、水槽の中でちゃんと目を引く存在感
あれ?なんで今まで気づかなかったんだろって思いました

今回は、そんなラミーノーズテトラを実際に飼ってみた上で感じたこと、
寿命・適正pH・オスメスの見分け方・繁殖の話まで、全部まとめて書いていきます。
「群れる魚が好き」「ほんのり大人な味わいの魚が欲しい人」「ラミーノーズテトラを飼おうか悩んでいる人」そんな人たちは是非最後まで見ていってください!

目次

ラミーノーズテトラとは?

ラミーノーズテトラは、「ガーネットのように赤く輝く鼻先」が特徴の南米原産の小型カラシンです。

ラミーノーズテトラのラミーとは英語で「酒飲み」とか「酔っ払い」って意味

群れで泳ぐ姿はまさに泳ぐガーネットです。

水質悪化で鼻先のいろが薄くなったりするので「水質のバロメーター」とも呼ばれたりします。

実は「ラミーノーズテトラ」という名前は1種類の魚を指しているわけではなく、複数のよく似た種の“総称”として使われているんです。
代表的なのは「ヘミグラムス・ブレヘリー」「ヘミグラムス・ロドウェイ」「ペティノクロミス・ヘルベリ」などで、どれも見た目はそっくりですが、微妙に体の模様や赤みの範囲が違うこともあります。


基本データ

項目内容
学名Hemigrammus bleheri
寿命約3〜5年(適切な環境で)
サイズ約4〜5cm
適正水温24〜27℃
適正pH6.0〜7.0(弱酸性〜中性)
適正硬度軟水(GH 1〜8程度)
性格温和・臆病。混泳にはすごく向いてる
推奨水槽サイズ60cm水槽がオススメ

飼育のポイント

群れさす

ラミーノーズテトラは非常に群れでの行動を好みます。5匹未満だとストレスが強くなり、赤い鼻先が色褪せることも。最低でも6〜8匹以上での飼育しましょう。

群れで泳いでる姿が見たい場合は、60cm以上で10匹以上で飼いましょう。


オスとメスの見分け方

特徴オスメス
体型ややスリム丸みを帯びたお腹
サイズわずかに小さいわずかに大きい
行動求愛行動をよくする受動的な行動が多い

繁殖方法

ラミーノーズテトラの繁殖は、初心者にはかなり難しいっていわれてます。

理由は大きく3つ

① ペアの判別が難しい

オスとメスの見分けは、体型やわずかな色の差でしか判断できず、確実にペアを揃えるのが見慣れていない人にはやや難しいですが、慣れれば腹部の膨らみやヒレの形で見分けられます。

オスの方がややスリムで発色が良い傾向がありますが、個体差があります。

② 水質・環境にとても敏感

ラミーノーズテトラは、南米のアマゾン川のような「やわらかくて、少し酸性よりの水」を好みます。

特に繁殖を狙うなら、

  • 水温:26〜27℃をキープ(昼夜の温度差もほぼなし)
  • pH:6.5前後(弱酸性)
  • 水のやわらかさ(軟水)もポイント

とくに温度とpH(水の性質)が安定しないと、産卵しなくなったり途中で止まったりします。

本格的にやりたい人は、水の中のミネラル量や不純物を「測定器」でチェックしたり、「RO水」という特別な水を使って細かく管理すると成功率は上がると思います。

でも正直ここまで完璧じゃなくても大丈夫だと思います。

③ 卵・稚魚の食卵行動

成魚が自分で産んだ卵をすぐに食べてしまうケースが多く、卵の隔離がほぼ必須です。また、稚魚も見つかれば食べられます。これにより「気づいたら全部いなかった」という事態が起こってしまいます。


繁殖を成功させるための手順

  1. ペア選別と準備期間(1〜2週間)
     できるだけ発色の良い個体を選び3ペアほどを、別水槽に移して高たんぱくな餌(ブラインシュリンプ、冷凍赤虫など)を与える。
  2. 産卵環境のセット
     ・水温:26〜27℃
     ・pH:6.5前後
     ・鉢底ネットを引く
     ・ウィローモスや産卵床を設置
  3. 産卵誘発
     産卵を誘うには、薄暗い照明・小まめな水替え(やり過ぎるとストレスがかかるので注意)・高たんぱくな餌の継続などが有効です。
  4. 産卵後は親魚を移動
     産卵後、親を別の水槽へ戻しましょう。戻さないと孵化した稚魚が食べられちゃいます。産まれた卵は、直径1mm以下で透明で無色です。白濁している場合は受精していないかカビている可能性があります。
  5. 卵・稚魚の管理
     2〜3日で孵化、さらに2〜3日で泳ぎ出します。最初はインフゾリア(微生物)か市販の液体稚魚フード、その後はブラインシュリンプへ移行。

よくある質問と注意点

Q. 赤くないけど大丈夫?

A. ストレス、水質の変化、光の当たり方、栄養不足などが原因!環境を見直しましょう。

Q. 混泳できる魚は?

A. ネオンテトラ、エビ類、コリドラスなど温和な魚と混泳可

ただしエンゼルフィッシュなど攻撃性のある魚はNG。ひれがボロボロになったり、ストレスで死んだりする。

Q. 寿命はどれくらい?

A. 飼育環境が整っていれば最大5年近く生きるとされてます。


まとめ|泳ぐガーネットを、美しく健康に育てよう

ラミーノーズテトラは、普段の飼育はそこまで難しくないので、初心者も飼育しやすい魚です。

ただ、繁殖となると話は別。
ペアの選別、水質の管理、など放置飼育では生んでくれないので手間をかけないといけません。

それでも、自分の手で命をつなぐ瞬間は本当に最高です。

ラミーノーズテトラの魅力を、
観賞魚としてだけでなく、繁殖という視点でも楽しんでみたい人は、ぜひ挑戦してみてください。

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